日時:毎週月曜日午後3時30分より
場所:5階中村教授室(537)
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各地の研究所をPolycomで結んで行われるオンライン会議。 GRB研究の情報を速報で共有する。
現在の参加局は以下のとおり。
京大、東工大、KEK、青学大、広大、阪大、宇宙線研、甲南大、(金沢大、東大RESCEU)
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SNRの新しい観測
Tycho X線ほぼ球対称、レイリーテイラー不安定の兆候、接触不連続面が薄い→圧縮比が4を超えている→効率の良い粒子加速?→高エネルギー側でハード?
実際の観測はスペクトルがソフト。
運動エネルギーの7%くらいが宇宙線に行っている。
ニュートリノは観測できる?→ TeVガンマ線
Cas A やはり冪はソフト
電波でシンクロトロンが出でいた。
Hadronic or leptonic ?
Leptonic → X線の観測と合わせづらい。
Haronic → 宇宙線が多すぎる。(SNの10%くらいがいっているというのがconventional)
trigger前のopticalみないとねー。(山崎)
MAXIのGRBのdataはいつかでるのか?(当真)
90分に一回しか見に行かない、というのが見つけにくい原因になる(浅野)
Host galaxyが見えていない。
解析によるとlow red shift(z~1)とhigh red shift(z~9.5)に二つの解。
Duration 10秒→向こうのフレイムでみるとshort?
遠くでshort GRBはどこまで問題か?
Separationが一桁変わればmerging timeは4ケタ下がるし何とも言えないだろう(中村)。
Saito TakayukiさんのD論。 arXiv:1105.3400
Fermi衛星で地球磁気を使って(?)電子・陽電子宇宙線を区別して観測できた。結果、PAMELAが示した陽電子過剰と無矛盾。
media:toma_grbsemi_5_24.pdf
マグネターの巨大フレアのテイル部分の放射はe±のファイヤーボールが起源と仮定。磁場がより大きくなるとニュートリノ冷却がより抑えられる、という先行研究に基づき、観測されているテイル部分のx線放射エネルギー、継続時間と合う磁場の大きさを評価。双極子モデルで予想される磁場よりも1桁くらい大きくなる。 arXiv:1105.4080
poloidal磁場のみの初期条件から初めて、Taylor不安定でtoroidal磁場が成長し、磁場構造が安定化するまでを追った。磁場構造の変化に伴う星の慣性モーメントの変化を評価し、マグネターの巨大フレアに同期した重力波の大きさを議論。境界条件として星の表面から外部にかけて磁場の散逸を手で入れているのが少し気になる。 arXiv:1105.3971
NGC6522に付随する最古の球状星団にある星の表面のabundanceを調べると、[Y/Ba]が大きいことが分かった。このような星の発見は回転が速いmetal poor starがかつて存在したことを示唆している、と主張。
T90=1.28secだがその他の特徴はlong GRBっぽい。またX線が可視と同時にbreakしているかは確かめられていないので、Short GRBで初めて見つかったjet break、とするのは時期尚早か。 arXiv:1105.1312
media:toma_grbsemi_5_10.pdf
EVLAによる電波観測に関してはまたNature論文が出そう。(Burrows et al.にZauderer et al., Nature submittedとして引用されている。)
イメージトリガーで受かった。
可視光はホスト銀河が卓越。
ライン放射よりz=0.35。
X線の光度は10^48erg/secとかなり大きい。
X線の変動とIRの変動は同じ?異なっている?
Chandraによる観測で100secの時間変動が受かった。
銀河中心から150pc以内の距離(?)
ホスト銀河はnormal star forming galaxy
バーストの4,5日前からphotonを検出。
準固有振動的なシグナルはXRTでは受かっていない。
3/25日以前には光っていない。
積分したX線のエネルギーは3×10^53ergでおそらく超新星爆発ではないだろう?(GRB/SNは否定していない。)
100secの時間変動から中心のBHの質量は7×10^6太陽質量。
バルジ関係式では2×10^6太陽質量でまあconsistent → Eddington光度~10^44erg/sをはるかに超えるX線光度?
IR-Xのスペクトルスロープ(∝ν^1/3)はBloom et al (arXiv:1104.3257)と異なる。
Burrowsはシンクロトロンで合うと主張。
event rateの評価:R_4pai = 0.08-3.9yr^-1 by BAT
潮汐破壊のevent rate:R_4pi = 10^4yr^-1
10%のeffeiciencyを仮定するとビーミングファクターは1/100。
"AGNに火がついた"モデルでも説明できる。
ブラックホールやmsec pulsarへのfall back diskが原因?今後もいろいろモデルが出てきそう。
arXiv:1104.4685arXiv:1104.3257
ATelの情報。12時間の変動が見つかった?
http://www.astronomerstelegram.org/?read=3284
death valleyに近いものも遠いものもある。今後もっとみつかるか?
z~6の銀河が重力レンズ効果により観測された。銀河に存在する星の寿命から(?)この銀河はz~20に生まれたと考えられる。
Multi-Messenger Astronomy of Cosmic Rays http://vega.bac.pku.edu.cn/~lizhuo/CR2011/index.htm
超新星残骸のγ線のスペクトルの冪はFermiによるとソースごとに異なる。宇宙線の冪も異なるべきだ、と思ってスペクトルを計算するとハードニングが説明できる。 arXiv:1104.3357
Sco-X1の偏光観測から磁場がjetに沿っていることがわかった(?) arXiv:1104.0837
GRB110328A。10^6MsunのSMBHに0.1Msunの主系列星が落ちて潮汐破壊され、ジェットを出した?
M31の球状星団からのX線を観測。 arXiv:1104.0860
円盤の内部の移流の効果を考慮。 arXiv:1103.4713
超新星爆発が成功するための条件は? ニュートリノによる critical heating rate の見積もりは過去に行われてきたが、それをマッハ数の言葉で書き直した。 硬い状態方程式が prefer される?
中性子星からのジェットの方向がふらふらと変わることで、外層を吹き飛ばせる?エキゾチックなモデル。
γ線のGeV領域の観測により陽子起源説は若干厳しい。lepton起源だと比較的に自然に説明できる。 arXiv:1103.5727
Heliumがprotonよりもhardなスペクトル。 arXiv:1103.4055