日時:毎週月曜日午後3時30分より
場所:5階中村教授室(537)
Greiner et al. arXiv:0902.3525 [[Media: ]]
コメント
Abraham et al. (Auger collaboration) arXiv:0903.1127 [[Media: ]]
コメント
Perley et al. arXiv:0811.1044 [[Media: ]]
コメント
Motizuki et al. arXiv:0902.3446 [[Media: ]]
コメント
Thilker et al. 2009, Nature 457, 990 [1] [arXiv: ] [[Media: ]]
コメントは後ほど
Media:Astro2010.ppt
Astro2010 Decadal Surveyのwhite paperが大量にastro-phに出回っている。 どうもここから次期将来計画がセレクションされるようだ。 Beyond Einsteinの次のやつ。 Roger Blandfordが委員会のトップのようだ。
Very High Energy Phenomena in the Universe
コメント
Abdo et al. 2009, Science, in press [2] [arXiv: ] [[Media: ]]
z=4.3, E_iso=9 10^54 erg, Gamma>900, IR背景放射モデルとしてSteckerのは死んだ(IR強度強すぎ)? 光速のエネルギー依存性にも制限。13GeV光子が16秒遅れてきた事から。これが光速の違いだと解釈した場合のLimit。 同じ距離のバーストで10GeV光子が1秒しか遅れないイベントが受かれば、最も制限のつけやすいモデルで、 パラメータがプランクスケールを超えてくる。
Abdo et al. arXiv:0902.1340
TeV unIDはGeVでどう見える?変動する系内unIDはほんとにあるの? 少数だけど高銀緯(〜系外?)unIDの正体は? 今後の観測結果が楽しみ。
Pittori et al. arXiv:0902.2959
Liang et al. arXiv:0902.3504 [[Media: ]]
コメント
Xue et al. arXiv:0902.2613
コメント
Andrea Ferrara、Rafaella Schneider他イタリア人グループを囲んでの小研究会。 Pop IIIの観測可能性(H+He輝線の直接分光、金属欠乏星の元素組成、近赤外背景放射など)、 firstダスト形成、dark matter対消滅・崩壊のfirst starへの影響、Ly alpha emitterのモデルなど。
Sakamoto and Gehrels arXiv:0901.4920 Media:short_2class.ppt
新しいshort GRBのクラス分け。やはりmerger GRBも存在しそう?
Shaviv, Nakar and Piran arXiv:0902.0376 Media:PAMELA_inhomo.ppt
非一様なSNRの分布でPAMELA/ATICの超過を説明するモデル。 PAMELAの新たな結果で決着がつくか?
M. F. Bietenholz, A. M. Soderberg, N. Bartel arXiv:0811.3173 Media:VLBI2008D.ppt
膨張速度が遅いので、SN2008DはGRBではなかったかも。 ただし、測定時期が遅いので、そこまで言えるか?
Greiner et al. arXiv:0902.0761 [[Media: ]]
コメント
Ghirlanda et al. arXiv:0902.0983 [[Media: ]]
コメント
Page et al. arXiv:0901.2219 [[Media: ]]
GRB080307。SwiftによるX線残光観測で数百秒のところにFluxのピークが。 その後、スムーズにベキ的減衰へ。Refreshed ShockやReverse Shockからの SSCなどの可能性もあるが、最も自然な解釈は、OutflowのDecelerationが始まり、 残光がスタートしたというもの。同様の例は可視光なら、 Molinari et al. 2007があるが、Xでは最初かも。この解釈に従うと、 Initial Gammaは300以上600未満。非常に自然な解釈だが、 なぜ他のバーストでは見えないのか??
Bernardini et al. arXiv:0901.2241 [[Media: ]]
数年前のtransient activityを観測。バースト2温度+定常1温度でfitできる。proton cyc.の兆候?
Beloborodov arXiv:0812.4873 [[Media: ]]
transient activityは磁場のねじれの散逸によって説明できる。
Enoto et al. arXiv:0901.3453 [[Media: ]]
すざくが観測した新SGR。いつものように2温度でfitできる。パルスも観測。
宇宙線電子の異方性を観測しようとするCALET計画に弾みをつけるための研究会。 ATIC、BETSの両実験は300-800 GeVで電子の超過成分を発見した [3] arXiv:0809.0760。 PAMELAの陽電子超過がそのまま高エネルギーへ延びていると考えて無矛盾。 が気球の結果はどこまで信用できるのだろうか。Fermiによる電子の結果が待たれる。 理論では、ダークマターで説明しようとする素粒子屋が空前の盛り上がりを見せているが、 単純にはいかず、一ひねり、二ひねり必要らしい。 井岡GRB説のように、もっとアストロの方からの提案もあるべき。
EGRETのキャリブレーションに問題があったのか? positron excessのダークマター関連モデルはさあ困った。
Valenti et al. arXiv:0901.2074 Media:faintSNIb.ppt
No SN GRBは暗いIb型超新星でOK?
Prochaska et al. arXiv:0901.0556 Media:molecule_GRB.ppt
高赤方偏移では?
Sironi and Spitkovsky arXiv:0901.2578 Media:ShockAcc_obliquity.ppt
superluminalの場合は加速無理か?
Moskalenko and Porter arXiv:0901.0304 Media:Oort_gamma.ppt
オールト雲はもっと大きいものでできている?
Comerford et al. arXiv:0810.3235 Bhattacharjee, Nature news [] Media:dualAGN.ppt
dual AGNが発見されつつあるようだ。重力波と関連。
[[Media: ]]
コメント
High-Energy Gamma-rays and Neutrinos from Extra-Galactic Sources Media:Heidelberg会議報告modified2.pdf
宇宙線の起源天体及び系外天体(ブレーザーやGRB)の放射機構を知りたい。宇宙線加速を明らかにするにはガンマ線とニュートリノの両方が重要。観測と理論の情報交換。
・blazarの放射機構、TeV variabilityの起源?hadron加速は起きているか?FermiによるIBLの観測、ブレーザー観測の最新成果(z分布etc.)、M87(non-blazar,FR-I)で何が起きているか?TeVガンマ線を用いたEBLへの制限についての議論。 ・宇宙線バジェットとしての銀河団、最近のHESS及び電波による制限。 ・GRBの放射機構、Fermiの最新成果、GRBでUHECR加速は現実的か?LL GRB?系内GRB?GRBニュートリノ観測の現況。 ・Fermiのガンマ線背景放射の話題、ガンマ線パルサーをたくさん発見、未同定天体? ・最高エネルギー宇宙線観測の現況、UHECR起源問題(proton-dom. vs heavy nuclei)、パワーを供給しているのはいったいどこか?加速メカニズム(DSA,SDA,Fermi-2nd,shear,w-f etc.)は? ・ニュートリノ観測(IceCube/ANTARES)の現況、最新成果(sensitivity,sky-map etc.)。 ・その他の話題(Lorentz不変性の破れへの制限、CR-streaming instability、MHD flowの解析的研究 etc.)
↑村瀬君書きすぎ。
↑すいません。。。
Stratta et al. arXiv:0901.0257 [[Media: ]]
コメント
[[Media: ]]
Fermi加速みたいなものです。 pre-acc.粒子があり、かつ相対論的シアがあるとき有効である可能性がある。 Rieger & Duffyなどを参照。
[[Media: ]]
コメント
Foley et al. arXiv:0803.1821 Media:yamazaki_grb_090119.ppt
コメント
Adriani CALET homepage (プレゼンファイルへリンク)
電子のスペクトルも出てきた。
Lazar, Nakar & Piran arXiv:0901.1133 Media:GRBturbulence.ppt
米徳関係と相対論的乱流則の関係が出れば面白い。
http://jemeuso.riken.jp/members/20081201_Torino JEM-EUSO Science Workshop]
最高エネルギー宇宙線の将来観測計画、JEM-EUSOに関するScience Workshop。 AugerはXmaxのfluctuationから宇宙線組成について新しい情報が得られつつあることをにおわせていた。 理論では、AGNを考えるかぎり衝撃波以外の粒子加速機構の必要性が示唆され、shear加速などが議論されていた。 その他、銀河磁場の異方性に与える影響の詳しい議論など。
Genet & Granot arXiv:0812.4677 Media:rapid_decay.ppt
Racusin et al. arXiv:0812.4780 Media:jetbreak.ppt
「初期宇宙と素粒子標準模型を超える物理」 Media:waseda08.ppt
Cyburt, Fields & Olive arXiv:0808.2818 Aoki et al., ApJ submitted Media:Li_problem.ppt
金属欠乏星で観測されるリチウム−7の組成が、 WMAPの宇宙論パラメータに基づくビッグバン元素合成の予想よりfactor 3ほど低い。 星に取り込まれた後に、有効温度や金属量に依らずに一様に組成を減らすのは trivialではないので、初期宇宙で変な粒子が悪さをしたのか? 一方、最近の観測では、[Fe/H]<-3のいくつかの星はリチウム−7がより少ない傾向が 見えてきている。解釈は不明だが矛盾解決の鍵となるかも。
Fraschetti & Melia arXiv:0809.3686 [[Media: ]]
何か間違っているらしい。
Brunetti et al. 2008, Nature 455, 944 [4] arXiv:0810.4288 Media:A521halo.ppt
銀河団電波ハローの起源は謎だが、600MHz以下で顕著に見え、スペクトルが非常にsteepなものが見つかった。 宇宙線陽子起源の二次電子モデルでは説明が困難なので、乱流加速モデルの方が有力か。 今後のLOFAR、Fermiの観測に期待。
Wolfe et al. 2008, Nature 455, 638 [5] arXiv:0811.2408 [[Media: ]]
Zeeman効果から測られた。z~0.7ですでにこれだけ強いと、 微弱種磁場+銀河円盤ダイナモ説では時間が足りず無理そう。 銀河磁場はむしろ何らかの天体から供給されたと考えた方がよいか。
[[Media: ]]
2次フェルミ加速で説明できないか。
Carbone et al. arXiv:0810.4145 [[Media: ]]
こんなこともできるようになった。
Smits et al. arXiv:0811.0211 [[Media: ]]
数千個見れば、変な(=面白い)ものも見つかってくるはず。 パルサー-ブラックホール連星とか。
Lorimer arXiv:0811.0762 [[Media: ]]
いいレビュー。
Adriani et al. arXiv:0810.4995 Media:CRpositron0.ppt
盗撮事件でも話題になった、PAMELA衛星による宇宙線陽電子の観測。数GeV-100GeVで超過成分が見え、 何らかのprimary sourceがあると考えられる。ダークマター起源なのか、近傍のパルサーなのか、それとも?
6th Huntsville GRB Symposium Media:6thHuntsvilleSymp.ppt
Fermiの一部の最新結果、特にLATで非常に明るかったGRB 080916Cがホットニュース。 その他、short GRBの混乱、いくつかの変なafterglow、promptのphotosphere成分、などなど。 Saturn Vはでかい。
Tsutsui et al. arXiv:0810.1870 [[Media: ]]
Ep-Lp-Eiso関係式の理論的説明
TeV Particle Astrophysics 2008
PAMELAによるpositron "excess"の観測が大きな話題。 がダークマター対消滅と結論づけるにはまだまだ早い。 関連して系内宇宙線伝搬やantiprotonの話題もいろいろ。 太陽系内小天体と宇宙線の衝突から予想されるガンマ線の話が意外とおもしろかった (Moskalenko et al. 2008 ApJ 681, 1708)。 その他、Fermiのpreliminary結果がほんの少し、HESS、MAGIC、Augerなどは大きなニュースなし。 北京ダックはうまかった。
Frontera et al. arXiv:0809.5174 [[Media: ]]
コメント
Castro-Tirado et al. 2008, Nature 455, 506 [6] arXiv:0809.4231 Media:NewSGR195509.pptx
Chakrabarty arXiv:0809.4031 Media:MilliXPSR.pptx
Haiman arXiv:0809.3926 Media:JWST.pptx
[arXiv: ] [[Media: ]]
昨年系内で起きたGRBとして話題となったGRB070610であるが、その起源は謎でありHMXBだという議論などがされていた。magnitudeに対するバーストの頻度分布(とQPOの兆候)などからdim pulsarとpersistent SGRのmissing linkをつなぐTransient SGRだと提案した。もしそうならば、SGRからIRやopticalでバーストを受けたという極めて貴重な例である。
[arXiv: ] [[Media: ]]
PAMELAの話題とCHAMPsの話題。前者については論文数が増えていますがいろいろな差っぴきはきちんとできているのか (そしてデジタルカメラも節度ある使用が大切なようです)?後者についてはCHAMPsが加速されて銀河形成に影響を与えるかもなんていっている人もいるようですが、計算などは示されておらず甚だ疑問。
Barbary et al. arXiv:0809.1648 Media:UnusualOT.pptx
変なoptical transient出現。light curveはorphan afterglowっぽいが、 スペクトルに正体不明の吸収線らしきものがたくさん見え、ようわからん。
Chen et al. arXiv:0809.2608 Media:GRBhostDwarfGalaxy.pptx
Doeleman et al. 2008, Nature, 455, 78 [7] arXiv:0809.2442 Media:20080922grbsemi.ppt
3基(ARO/SMT, CARMA, JCMT)の干渉計からなるVLBIにより、Sgr A*を1.3mmの電波で観測、~37マイクロ秒の構造を見ることができた。銀河中心のブラックホールの質量を4*10^6Msolar, 距離を8kpcとすると、これはシュワルツシルト半径の4倍程度にあたる。
B.B.Zhang et al. arXiv:0808.3793 Media:yamazaki_grb_080908_1.ppt
steep decay phase中のスペクトル変化はhigh-latitude emission modelの 枠組み内でもcomoving frameで適当なエネルギーのところで折れ曲がりを考えれば まだ説明可能のようだが、MeVスペクトルと矛盾する可能性は一応心に留めておく必要が ある。
Dean et al. (INTEGRAL), Science, 321, 1183 (2008) [8] Media:yamazaki_grb_080908_2.ppt
0.1-1MeVは46+/-10%, ちなみに、19.2%(2.6keV), 19.5%(5.2keV), 30%(optical)。
Kann arXiv:0808.3221 Media:OT=LGRB=SGRB.pptx
コメント
Freese et al. arXiv:0808.0472 他 Media:darkstar.ppt
first star形成時に、ダークマター対消滅による加熱の影響で従来のfirst starの描像がかなり変わる、と主張する連中がいる。 最近いろいろな人が悪のりして小流行している。 観測が全くないとこんなことまでまかりとおるので、GRBを使って鉄槌を下してやろう。
Piran, Sari & Zou arXiv:0807.3954 その他 Media:yamazaki_grb_080901.ppt
コメント
D論へ向けて解析中のデータ [[Media: ]]
へこたれずにがんばろう。
Abbott et al. (LIGO Scientific Collaboration) arXiv:0808.2050 Media:SGR_GW.ppt
LIGOを用いて、ソフトガンマ線リピーターのフレアからの重力波に制限を与えた。 理論的には中性子星の振動によって重力波がでる可能性がある。
Miller et al. arXiv:0808.2193 Media:luminous_SN.ppt
最近、超新星サーベイの発展で、非常に明るいII型超新星爆発が見つかってきている。 どうも光子だけで10^51 erg。イベントレートも結構高く、いわゆるハイパーノバと 同じぐらいある可能性もある。中心にGRBを持つが、ジェットが突き抜けられなかった ものか(妄想)?
Rossi & Begelman arXiv:0808.1284 Media:20080824grbsemi.ppt
コンパクト天体同士の合体の際に、ブラックホールと降着円盤以外に、大きな軌道に飛ばされ、遅れてブラックホールに落ちてくる成分もあることがシミュレーションで示唆されている。これはshort GRBにおけるX線フレアの起源かもしれないと考える人も居たが、この論文ではその成分はニュートリノで冷えにくいので降着できず、中心エンジンの長時間活動には寄与できないと結論。代わりにその成分が出す熱的なX線がshort GRBの後に見えるかもしれないという。しかし、前提としているシミュレーションがそもそも間違っている可能性も?
Rachen arXiv:0808.0349 [[Media: ]]
Augerが見た最高エネルギー宇宙線のCen A付近の到来方向分布は、 5イベントくらいが巨大ローブの方向に沿って直前状に並んでいるように見える。 ジェット内部の方で昔加速された陽子が中性子に転換されて逃げた??
Stanev arXiv:0805.1746 Media:HECR_SGplane.ppt
超銀河面の定義を70Mpcまでの銀河の分布とすると、 これまでよりも相関が良くなったという話。 GZKカットオフとコンシステント。
Enberg, Reno & Sarcevic arXiv:0806.0418 Media:charm.ppt
高エネルギー大気ニュートリノにおける、charmed meson崩壊によるprompt neutrinoのスペクトルを 求めた。原子核で議論されているカラーグラス凝縮がどうやら効いてくるようで、 フラックスを抑制する方向に働くようだ。
Breton et al. 2008, Science 321, 104 [9] arXiv:0807.2644 Media:double_pulsar_spin.ppt
ダブルパルサーの観測から、geodesic precessionが初めて高精度で測られた。
Abbott et al. (LIGO Scientific Collaboration) arXiv:0805.4758 Media:GW_Crab.ppt
蟹パルサーからの重力波の上限を、これまでの電磁波の上限を超えて、LIGOがつけた。 ある意味、重力波天文学におけるマイルストーンといえる。
Tsutsui et al. arXiv:0807.2911 Media:Tsutsui2008.ppt
高赤方偏移なガンマ線バーストを使ってダークエネルギーの時間変化に制限をつけよう。
Nava et al. arXiv:0807.4931 Media: Nava2008.ppt
Amati関係式については観測的な選択効果が大きいが、米徳関係式は選択効果が小さい!?
Greiner et al. arXiv:0808.0267 Media: Greiner.ppt
ガンマ線の吸収線でprompt放射のみから赤方偏移を決めようというお話。赤方偏移13以上のGRBが目標。本当ならすごいことではあるが…。
Heidelberg International Symposium on High Energy Gamma-Ray Astronomy Media:HDgamma08_report.ppt
HESSのSN1006検出、MAGICのCrabパルス検出、AGILEの未同定transient発見、などなど。 タイミング的にはHESSとGLASTの谷間だったが、予想外に面白い結果がいろいろあった。
Piranomonte et al. arXiv:0807.1348 Media:short_dimhost.ppt
short GRBの光学残光を見ているとflatになった。ホストと思うとかなり暗い。これまでの議論は大丈夫か?という話。 光学残光自体も奇妙で、1日以上セントラルエンジンが動いている可能性がある。
Rhoads arXiv:0807.2642 Media:shorthost_Rhoads.ppt
short GRBのホストの明るさがshort GRBのEisoと逆相関している可能性がある、ことを指摘。 これは観測的バイアスではできない。compact binary mergerだと相関はでるかもしれないが、 大きさは説明できない。short GRBの起源と関係しているかもしれない。
Bernet et al. 2008, Nature 454, 302 [10] [[Media: ]]
MgII吸収線を含むQSOのファラデー回転の観測から、z~1の銀河にも現在と同程度(10μG)の磁場があるらしい。ダイナモによりゆっくりと磁場を作るモデルには厳しい制限となる。
37th COSPAR Scientific Assembly, Montreal, Canada Media:yamazaki_grb_080728.ppt
コメント
Campana et al. arXiv:0805.4698 [[Media: ]]
コメント
Christensen et al. arXiv:0807.3554 Media:08GRB.Christensen.ppt
GRB 980425の母銀河を空間分解して、それぞれのスペクトルを撮った。 SN site は母銀河の平均とほぼ同じ星形成率であったが、金属量は全体に比べると少し低かった。 また、SN site のそばに WR 星がある場所があり、WR site が母銀河中で一番金属量が低く星形成率も高かった。 SN site の星形成率は銀河全体平均とほぼ一致するので、遠方で銀河の星形成率を使うのは問題ないかもしれない。ただ、WR site から親星が移動してきたとすると、銀河全体平均より星形成率が高く金属量の低い所で親星が形成されたことになるのかも。
Ando, Nakar & Sari arXiv:0807.0012 [[Media: ]]
EGRETのGRB観測からGLAST時代のGeV放射検出率を推定。年間10個程度か。EGRETの観測は、MeV領域よりも大きなFluenceをGeV領域で期待するのは難しいことを示唆。実際に観測が始まれば決着はすぐに付くと思われる。
Kumar, Narayan & Johnson arXiv:0807.0441 Media:20080714grbsemi.ppt
コラプサー起源のブラックホール+降着円盤から、GRBの即時放射及び早期X線残光が作られる仕組みについて考察。特にX線残光のsteep decayは降着流がNDAFからADAFへの切り替わりが見えている、その後のplateauは、親星のenvelopeが遅れて降着することによって作られる、と主張。しかしenvelopeを持つ親星なら付随する超新星のスペクトルにはHe吸収線が見えるはずだが実際はIc型が多く見られること、通常コラプサー起源でないとされるshort GRBの中にもplateauを持つものがあることなど、問題点も散見される。
Kumar, Narayan & Johnson 2008, Science 321, 376 [11] arXiv:0807.0445 [[Media: ]]
上で紹介した論文中のモデルを用いて、観測されているlong GRBのX線残光から親星のサイズ、密度分布、回転速度を評価。スライドは上のものと同じ。
Duran & Kumar arXiv:0807.0445 [[Media: ]]
GRBのsteep decay emissionはlarge angle emissionとadiabatic expansionで説明できるものは20%くらいであり、残りは別の説明が必要。彼らは中心エンジンの活動性と考えられると主張。この問題について新しいアイデアを紹介。
Mayor et al. arXiv:0806.4587 Media:SuperEarth.ppt
コメント
Burlon et al. arXiv:0806.3076 Media:GRBprecursor.ppt
コメント
Nysewander, Fruchter & Pe'er arXiv:0806.3607 Media:AfterglowSGRB=LGRB.ppt
コメント
Richardson et al. 2008, Nature 454, 63 [12] など [[Media: ]]
コメント
2008 Nanjing GRB Workshop Media:nanjing08_report.ppt
裸眼GRB 080319B、特にそれによる放射機構がSSCかresidual放射かという点が(僕的には)ポイントだった、 GLASTに向けた高エネルギー放射の話がやはり多かった、steep & shallow decay、UHECRなどなど
Zaw, Farrar & Greene arXiv:0806.3470 [[Media: ]]
Glennys Farrarがまた変なことを言っている?
MAGIC Collaboration 2008, Science 320, 1752 [13] Media:MAGIC_3C279.ppt
MAGICが3C279から80-500 GeVのガンマ線を検出した。 TeV領域で初のOVV quasarの検出であり、かつ今までで再遠方 (z=0.563) 天体の検出。 z~0.5でのoptical/UV 背景放射は、銀河カウントからの下限値に近い 低い強度に制限される。GRB TeVも近いうち見えるかも? ブレーザーの放射機構としては標準的なexternal Comptonモデルでぎりぎり説明可能か。 山崎君が悔しくても重要な結果。
Eichler & Manis 2007, ApJ 669, L65 [14] arXiv:0707.3635 Media:yamazaki_grb080623_1.ppt
コメント
Yamazaki, Kohri & Katagiri arXiv:0806.3303 Media:yamazaki_grb080623_2.ppt
ニュートリノ観測が大切だと思います。
Reiprich et al. arXiv:0806.2920 Media:ClusterGalBoundary.ppt
コメント
Ghisellini et al. arXiv:0806.2393 Media:HI=UHECR.ppt
コメント
Coward arXiv:0806.2419 Media:DNSdetectionProb.ppt
コメント
D'Elia et al. arXiv:0804.2141 Media:nakedeye_host.ppt
裸眼GRBの残光をVLT/UVESで高分散分光観測したら、Fe IIなどの吸収線の明らかな時間変動が見えた。 時間とともに、基底状態の吸収は増える一方、励起状態の微細構造線は大きく減っていて、 GRBからのUVによるpumpingが効いていることがわかり、母銀河中の吸収体の距離や温度などに制限がつく。 今後のよりhigh zでの観測に期待。
Faucher-Giguère et al. arXiv:0806.0372 Media:StarFormationRate2=Z=4.2.ppt
コメント
Carlberg et al. arXiv:0805.3983 Media:TypeIaClustering.ppt
コメント
Barniol Duran & Kumar arXiv:0806.1226 Media:kumar.ppt
これまでsteep decayはoff-axis high-latitude emissionだと思われていたが、 その説の提唱者の一人が、ほとんどはこの説と矛盾するという話を書いている。 ただし、20%はこのモデルでよい。残りは中心エンジン放射と(いつものように)する。
Babak et al. arXiv:0806.1591 Media:GWang_min.ppt
連星ブラックホールの合体の数値計算ができるようになったのが、ここ数年のブレークスルーの一つだが、 それを用いると合体の重力波の波形がすべての領域(インスパイラル、マージャー、リングダウン)で求められるようになる。 その波形をテンプレートに使うと、インスパイラルだけを使う場合に比べて、高振動数の波形も使うため 角度分解能が数分に上がる模様。これだと対応天体が見つけられるので天文学的に重要になってくる。
アイスキューブでフォトマルを埋める表面密度を上げるとTeV以下の低エネルギーのニュートリノまで見えるようになる。 そういう計画があるそうです。
Murphy, Gaensler & Chatterjee arXiv:0806.1952 Media:youngSNR2.ppt
前の週紹介の百歳SNR、電波の光度曲線を20年に渡って観測すると微妙に(~1%)増光している。 単純に膨張するだけではt^-2.5くらいで減光するはずなので、磁場が増幅されている and/or 電子の密度が増えている?
Israel et al. arXiv:0805.3919 [[Media: ]]
バースト活動時の観測を行い、2温度でフィッティングして、温度-光度関係を調べた。 非常に興味深いことに、Eddington光度あたりでその振る舞いが変わる兆候が見られた。 2温度の起源は偏光モードによって光学的厚さが違うことに由来しているかもしれない。
Racusin et al. arXiv:0805.1557 Media: Toma_GRB080319b.ppt
Reynolds et al. arXiv:0803.1487 Green et al. arXiv:0804.2317 [[Media:0609TVseminarTerasawa.zip ]]
銀河系で一番若いSNRが銀河中心付近で見つかった。 20年に渡る電波観測を比較し膨張を確認、年齢~100 yr。 X線吸収から推定距離~8.5 kpcで、膨張速度~14000 km/s! X線はnonthermal卓越で、電子max energy~100 TeV。 系内SN rateとともに粒子加速の初期段階を探る上で重要。
Krause et al. 2008, Science 320, 1195 [15] [[Media: ]]
コメント
Marscher et al. 2008, Nature 452, 966 [16] [[Media: ]]
コメント
Sato et al. arXiv:0804.2529 [[Media: ]]
コメント
Salvaterra et al. arXiv:0805.4104 Media:LuminosityEvolution.ppt
コメント
Lazzati et al. arXiv:0805.0138 Media:20080602grbsemi.ppt
Swift XRTのサンプル中からzの分かっている10個のGRBの残光中のX線フレア24個を取り出し、それらのluminosityを平均して lightcurveを描いたところ、t^-1.5に比例していることが分かった。これをaccretion diskモデルやmagnetarモデルで説明。
Wachter et al. arXiv:0805.4815 [[Media: ]]
Spitzerによる中間赤外観測で数pcスケールのリングがSGRの周りに観測される。Giant Flareを起こしたときに、X線などによって周りのダストを蒸発させた結果か?星団との相関が示唆され、距離は15kpcと決まったか。
SKAが稼動すると銀河内の全てのパルサー2万個が観測できて いろいろ面白いことが判る。2006年に野辺山で話した。 最近のSKAについてはホームページ を参照。
広視野X線検出器と50cm近赤外望遠鏡を併せ持ち、high-z GRB及びクエーサーの観測を通じて 宇宙暗黒時代を探る目的のJANUSがNASAのSMEX (Small Explorer) Programの一候補として選ばれた。 最終採択された場合、早ければ2012年に打ち上がる。
http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/may/HQ_C08029_SMEX_Awards.html http://www.star.le.ac.uk/xra/janus.shtml
Racusin et al. arXiv:0805.1557 Media:NakedEyeGRB2.ppt
来週当真君が解説
Kowalski et al. arXiv:0804.4142 Media:TypeIaCosmology08.ppt
来週筒井君か米徳君が解説
Kachelriess, Ostapchenko & Tomas arXiv:0805.2608 [[Media: ]]
CenAがUHECR源であるかどうかについて議論が繰り広げられている。UHECR源であるかを確かめる手段の一つがガンマ線・ニュートリノの検出である。先行研究と違い、彼らはsecondaryの評価を比較的まともなモデリングをした上で行った。将来宇宙線由来のガンマ線やニュートリノが検出できるかもしれない。
Becker & Biermann arXiv:0805.1498 [[Media: ]]
AGNからのConicalなジェットは内部でobliqueなshockを作って再収束しながら進んでいくといわれている。彼らは0.001pcからkpcスケールで宇宙線が加速されており、内側でニュートリノが効率よく生成されているのでニュートリノはFRQと相関し、UHECRは外側で作られるのでSRQと相関する傾向があると主張した。
Champion et al. arXiv:0805.2396 Media:EccentricMillsPulsar.ppt
eccentricityが大きく (e=0.44) 、solar-like 伴星を持つ連星のミリ秒パルサーが発見された。質量も〜1.7 M_sunで大きめ。 従来のミリ秒パルサー形成シナリオ(伴星からの質量降着でspin up+磁場decayを起こす)では説明できず、 新たな形成過程(球状星団中の3体反応で形成後放出される、あるいは最初から磁場が弱い、など)を考える必要がある。
Amati et al. arXiv:0805.0377など [[Media: ]]
コメント
先週の井岡アイデアをフォローアップ
Berger arXiv:0805.0306 Media:SGRBhost.ppt
short GRB 母銀河のluminosity、specific star formation rate、metallicityなどはlong GRBのものと 系統的に異なり、むしろ平均的なfield銀河の性質と合致している。 progenitor星の年齢が幅広く分布していることを示唆しており、short GRBの起源について重要な情報である。
Amati et al. arXiv:0805.0377 Media:AmatiCosmology.ppt
Amati関係とmaximum likelihood解析に基づき(SN Iaなどによるcalibrationなしに)宇宙論パラメータを制限する。 来週筒井君が詳しく説明してくれる。
Kumar & Panaitescu arXiv:0805.0144 Media:Kumar_080319b.ppt
Swiftのいままでで一番明るいバースト。早期opticalは外部衝撃波起源でないという主張。内部衝撃波シンクロトロンでopticalを作って、そのIC散乱でgamma-rayを作る。その場合、2回散乱される成分が50GeVあたりにくる。全放射エネルギーは等方を仮定して10^55ergにもなってしまう。
Yüksel et al. arXiv:0804.4008 Media:hizSFR.ppt
GRBを用いてhigh z (=4-7) の宇宙のstar formation rate (SFR) をなるべくmodel-independentに推定する。 z<4でのSFRの最新情報とSWIFT GRBのz-分布からSFRとGRB rateの関係を求めz>4に外挿すると、 SFRはあまり下がっていないことが示唆される。GRB rateのmetallicity依存性の効果が表れているのかも。
井岡オリジナル
Ensman & Burrows 1992, ApJ 393, 742 [17] 他 Media:ShockBreakout.ppt
最近観測され始めているsupernovaのshock breakout現象について、理論の現状のreview。
Hakkila et al. arXiv:0803.1655 Media:Yamazaki_grb_080428.ppt
バースト中のパルス毎にlag-luminosity関係を調べた。 相関の信憑性はまだ微妙だが、light curve全体でhardとsoftの cross-correlationを取る従来の方法より物理が見えそう。 今後の解析に期待。
Valtonen et al. 2008, Nature 452, 851 [18] Media:OJ287.ppt
およそ12年周期でoptical outburstを起こすOJ287というAGN(実はブレーザー)が、binaryの巨大ブラックホールをなしていて、 重力波放出による軌道減衰の効果も見えた、という話。本当ならすごいが、そもそもoptical outburstを起こす物理過程、 ジェット成分のoptical変動との識別、ブラックホール質量や軌道要素の値の信頼性など、いろいろ疑問は残る。
Lyubarsky arXiv:0804.2069 [[Media: ]]
コヒーレント放射が観測されていることからローレンツ因子や放射半径に制限が可能である。
den Hartog, Kuiper & Hermsen arXiv:0804.1641 [[Media: ]]
パルス成分は定常成分とベキが違うようだ。 いくつかモデルが提案されているが、満足に観測説明できるものはまだない。
Gorbunov et al. arXiv:0804.1088 [[Media: ]]
最高エネルギー宇宙線はCenAからやってきているように見えるが本当にソースなのだろうか?
Pengjie Zhang arXiv:0802.2417 Media:Compton_dimming.ppt
コンプトン散乱によってあらゆる光は減光を受ける. 将来的なパーセントレベルの精度を要求すると この効果は必ず入ってくる.という話. Klein-Nishinaの効果を使って, これを再電離史のプローブとして使えないだろうか?
Kann et al. arXiv:0804.1959 Media:shortAG.ppt
ショートGRB(Type I GRB)の光学残光は暗くて 散らばりが大きいという話. SNやmini SNへの制限や,hostからのoff-setと 残光の明るさとの相関なども議論している.
Gomboc et al. arXiv:0804.1727 Media:Model061126.ppt
GRB 061126ではリバースショックが見えているようだ. パラメータを求めてみると, 磁場の割合がフォワードショックよりも大きいようだ. あと,X線残光は光学残光と起源が異なるようだ.
Johannsen, Psaltis & McClintock arXiv:0803.1835 Media:ExtraDimension.ppt
余剰次元があるとブラックホールの蒸発がかなり速まることが予想される(そもそも定常解がないかもしれない)。 ブラックホールX線連星の周期の変化に対する観測的上限から、余剰次元の曲率半径に対して地上実験と同程度の制限をつけられる。 余剰次元の証拠が得られればノーベル賞!
Dahlen, Strolger & Riess arXiv:0803.1130 Media:TypeIaSNrate=evoluiton.ppt
SN Ia rateはz>1.4で落ちているようである(しかしたった3つのサンプルに基づく話)。 本当なら、親星とSN Ia発生までのdelay timeは2-3 Gyrと長く、delay timeの短い prompt Iaはあまり多くないことになる。
Ghirlanda et al. arXiv:0804.1675 Media:EpEiso.ppt
コメント
Dunkley et al. arXiv:0803.0586 Media:WMAP5_Dunkley.ppt
WMAP 5年分のCMB観測結果と解釈。 WMAP 3yrと比較して大きな変化はなく、flat lambda CDMでよく合う。 しかし精度が上がったことで、再電離のより現実的な議論やインフレーションのモデルの制限ができる。 SN IaとBAOを加えて宇宙論モデルを制限したKomatsu et al. arXiv:0803.0547も参照。
Ostlin et al. arXiv:0804.1856 [[Media: ]]
z=0.16の母銀河を観測。GRB発生場所付近の色は母銀河の平均より青く、星団の年齢は5Myr以下と決まる。Progenitorの質量は25太陽質量以上と示唆。
Bulik, Belczynski & Prestwich arXiv:0803.3516 Media:BBH=Progenitor.ppt
IC-10 X-1は23 M_sun以上のブラックホールと~35 M_sunのHe starからなる連星で、 直に2つのブラックホールの連星へ進化すると予想される。 低金属量の環境(IC-10というLocal Group内の不規則銀河)にあり、mass lossが少ないことが効いている。 LIGO or VIRGOで重力波が検出できるevent rateは~0.5/yrと推定される。
Schawinski et al. arXiv:0803.3596 Media:shockbreakout.ppt
Shock break outは次世代サーベイでいっぱい見つかるに違いないと思っていたら, すでに現存のサーベイでも見つかりつつあるようで,少し驚いた.
Abbasi et al. arXiv:0804.0382 Media:HiRes_AGN.ppt
HiResはAugerの結果をまったく支持していない. 本当にAGNと相関があるのか,非一様性は見えてきているのか, もう少し観測が進むのを待つしかないようだ.
Tchekhovskoy, McKinney & Narayan arXiv:0803.3807 [[Media: ]]
GRBを意識した、磁場が支配的な(Force-Free)状況での、ジェットシミュレーション。 ローレンツ因子、Opening Angleなどがそれっぽい値に。 遠心力の影響を反映し、ジェットを正面から見ると、リング状に。
Falcke arXiv:0804.0548 [[Media: ]]
最近大きく発展している、電波を用いてUHECRのエアシャワーを測定する様々な方法についてのレビュー。